第4回公演『中庭にリング』

2010年11月17日(水)~24日(水)
シアター風姿花伝(計11ステージ)

第4回公演『中庭にリング』チラシ表 第4回公演『中庭にリング』チラシ裏

働き盛りの男女が老後を支えあおうと集まったコミュニティ。
希望と欲望。渦巻く不安。善意と悪意と、せめてものユーモア。
ここは現代社会で闘うぼくらのリング。
泣くことができたらいいのに。
必要なのは一滴の毒かもしれない・・・。

第4作は現代の日本を舞台に、将来への漠然とした不安や目前の問題と格闘するロス・ジェネ世代最年長組の物語。

CAST

椿真由美/立原麻衣/佐藤麻衣子
五十嵐明/福谷セイジ/荒川大三郎
井上裕朗/眞藤ヒロシ/佐藤晴彦/矢内文章

STAFF

       作・演出/矢内文章
         美術/宇野奈津子
         音響/上野 雅
         照明/割石敦子(東京舞台照明)
      ヘアメイク/梅澤裕子
ヘアメイクアドバイザー/鎌田直樹
       美術助手/及川千春
      稽古場助手/四宮勘一
       舞台監督/深沢亜美(るうと工房)
         制作/松本恵美子
 トータルアドバイザー/冨士山和夫
         主催/アトリエ・センターフォワード

第6回公演『ドーナツの穴』

2012年1月7日(土)~15日(日)
シアター風姿花伝(計12ステージ)

#6『ドーナツの穴』チラシ表 #6『ドーナツの穴』チラシ裏

東日本大震災をきっかけとして
あらわになった日本の構造的問題を、
GNH(国民総幸福量)を指標とする国での若者たちと
戦後復興期のパンパンたちの苛烈な物語を融合することで
あぶりだした意欲作。
未来を前向きに考えたいとの願いを込めた作品。

CAST

勝平ともこ/眞藤ヒロシ/斎藤ナツ子/勝島乙江/
堀口和也/佐藤晴彦/小田伸泰/柳下季里/
上田和弘/矢内文章

STAFF

      作・演出 矢内文章
        美術 宇野奈津子
        音響 上野雅
        照明 奥田賢太(colore)
      舞台監督 深沢亜美(るうと工房)
      美術助手 及川千春
     ヘアメイク 鎌田直樹
トータルアドバイザー 冨士山和夫
     制作・主催 アトリエ・センターフォワード

第7回公演「F」ト呼バレル町』

2012年10月4日(木)~11日(木)
シアター風姿花伝(計11ステージ)

#7『「F」ト呼バレル町』チラシ表 #7『「F」ト呼バレル町』チラシ裏

原発事故から1年半。警戒区域が見える高台。
前に進む準備のできていない男とたおやかに寄り添う女の物語。
「鎮魂」は死者のためか、生き残った者のためか。
抑圧に抗う生き様を描いてきた作品群のひとつの集大成。

CAST

稲葉能敬/井上カオリ/勝島乙江
大家仁志/尾身美詞/前田剛/広田豹
佐藤晴彦/眞藤ヒロシ/矢内文章

STAFF

           作・演出 矢内文章
             美術 宇野奈津子
             照明 奥田賢太(colore)
       照明オペレーター 大津裕美子
             音響 岡田悠(One-Space)
振付・フィジカルコーディネート 智春(チィキィ*パークゥ)
             衣裳 及川千春
          ヘアメイク 鎌田直樹
             制作 野崎百合香
           舞台監督 浦本圭亮 川除学(至福団)
     トータルアドバイザー 冨士山和夫
          制作・主催 アトリエ・センターフォワード

第5回公演『刃、刃、刃!』

2011年6月23日(木)~30日(木)
シアター風姿花伝(計11ステージ)

#5『刃、刃、刃!』チラシ表 #5『刃、刃、刃!』チラシ裏

「覚えておけ、足を引っ張るのも身内じゃ」
関ヶ原の合戦前夜。
小早川秀秋が眠る居室の天井裏に潜む忍者たち。
天下が激しく動くなか
彼らが目にしたのは、がんじがらめの自分の姿。
聞こえてきたのは、ざわめく自身の心の声。

第5回公演は、掟や命令に縛られた忍者たちの葛藤を
殺陣も含め、ほぼ全編が天井裏で展開するという実験精神で描いた問題作。

  「平成23年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
      主催/文化庁  制作/日本劇団協議会

CAST

椿真由美/眞藤ヒロシ/佐藤麻衣子
進藤健太郎/カトウシンスケ/堀口和也/瑞木健太郎
広田豹/大家仁志/矢内文章

STAFF

      作・演出 矢内文章
        美術 宇野奈津子
        照明 富松博幸
        音響 上野 雅
     ヘアメイク 鎌田直樹
      衣裳進行 及川千春
      舞台監督 深沢亜美(るうと工房)
トータルアドバイザー 冨士山和夫
  スーパーバイザー 森正敏
        制作 松本恵美子

第9回公演プロペラとスカーフ

2013年11月15日(金)〜25日(月)
シアター風姿花伝(計15ステージ)

いっときの軍需景気が支えた大正時代。
大空への夢と新技術への情熱で
弱小飛行機研究所が不条理に立ち向かう。
ACF 1年振りの新作公演。

技術の罪ではない。使う人間の問題だ。
大正時代の弱小飛行機研究所を舞台に
社会のきな臭さに翻弄されながらも
まっすぐに生きようとする心の物語。
現代が直面するテーマに距離感をもって
取り組んだオリジナル作品の新たな地平。

『プロペラとスカーフ』チラシ表 『プロペラとスカーフ』チラシ裏

公演日程

2013年11月15日(金)〜25日(月)

開演時間(開場は開演30分前)
15 金 16 土 17 日 18 月 19 火 20 水 21 木 22 金 23 祝 24 日 25 月
14:00 14:00 14:00 14:00 14:00 14:00 14:00
19:00 19:00 19:00 19:00 19:00 19:00 19:00 19:00

上演時間 約1時間45分

チケット料金

日時指定・全席自由

前売  3,800円 当日 4,000円

学割  2,500円(※1

地域割 2,500円(※2

出演

スタッフ

 作・演出 矢内 文章
 舞台監督 金安 凌平
      伊藤 新
   照明 奥田 賢太 (colore)
      大津 裕美子(colore)
   音響 岡田 悠  (One-Space)
      許斐 祐
   美術 根来 美咲 (劇団青年座)
   衣装 有島 由生
ヘアメイク 鎌田 直樹
 宣伝美術 松田 陽子
   写真 宮本 よしひさ
   動画 谷  若菜(レティナス)
      芹田 大輔(レティナス)
 演出助手 大貫 アイ(シャラパン)
   制作 高橋 俊也(Theatre-Theater)
      河野 晴美
   監修 冨士山 和夫
   助成 芸術文化振興基金

   協力 劇団青年座 黒色綺譚カナリア派 無名塾 ㈱オフィスPSC
      ㈱エンパシィ ㈱タイタン FORREAL ㈲フレンドスリー
      ㈲ネオン ㈲タ クラフト 桜建設㈱ 池田機業㈱ SoundCube
      オプトランドエンターテイメントジャパン 劇団櫂人
      石井寿美 伊東大智 太田あきら 大下康子 大谷恭代 垣花茉衣
      京僧 泉 幸地祐希 小鷲順子 鈴木 聡 冨田千尋 中井 卓
      中谷仁美 中村一平 鳴嶋由紀 西本久美子 平野真弓
      正木ひかり 町屋圭祐 村上典子 湯川智子 ほか (順不同)

   主催 アトリエ・センターフォワード

会場

シアター風姿花伝

東京都新宿区中落合2-1-10

http://www.fuusikaden.com/access.html

備考

  • ※1 学割は義務教育から大学、専門学校までの「学生全般」に適用されます。また劇団、プロダクション等の俳優養成所も含まれます。(センターフォワードオンラインのみ取り扱い)
  • ※2 地域割は劇場周辺在住・在勤・在学の方に適応されます。対象地域は、新宿区(中井1〜2丁目、中落合1〜3丁目、下落合1〜4丁目、西落合1〜4丁目)、豊島区(目白1〜4丁目、南長崎1〜6丁目)となります。

    当日、受付にて「学割」「地域割引」を証明するものをご持参ください。

  • ※なお、未就学児童の入場はご遠慮願います。

トレーニングマッチ (1)『動詞で考える』オーディションワークショップ

アトリエ・センターフォワード トレーニングマッチ①
『動詞で考える』
オーディションワークショップ

  1. ワークショップ1日目
  2. ワークショップ2日目
  3. ワークショップ3日目
  4. ワークショップ4日目
  5. ワークショップ5日目

参加者からのご感想

女性参加者から:

5日間良い時間をありがとうございました。

今迄はWSというと、ペアが固定され、それぞれが作り、ひたすら発表する形式が最近は多かったので、物凄くベーシックなことを再確認できたのは、本当に良かったです。

また、本(岸田國士『紙風船』)についてもベースの共通認識の上で、それぞれの持ってくるものに、自分では考えつかないような事もあり、面白いなと思いました。

最終日、自分の好きな箇所というのをやったことも個人的に良かったです。

好きというのは、思い込みが強過ぎて視野が狭くなるものだなと改めて感じました。
それが枷になってかみ合わなくなったり、意図した方向からズレていく。

瞬時に自分のプランを捨てて挑む判断、気付きと転換をする勇気が必要だし、変更プランの多様性を用意でなくどう見つけられるか、共有するかだなと。用意は必要ですが、それに縛られてはいけないな等、自分の中に色々フィードバックし、考える良い機会でもありました。

また機会があれば参加させていただければと思います(今回は動詞で考える ⑴ となっていましたから、(2)を期待しております)

募集要項概要

役と俳優が歩みよる体験をしてみませんか?
人物の核をつかみ、奥行きと力強さを持って他の人物と対話する。
それはつまり、生きること。
「動詞で考える」ことからその旅は始まります。
繊細さも大胆さも、「動詞で考える」ことから探求する5日間。

4月23日(水)~27日(日)
昼の部 13:00~16:00
夜の部 18:00~21:00

募集は終了しました

生きることを目標とするのなら、
役の気持ちを考えるだけで十分でしょうか?
様々な事情とパーソナリティを抱えた人間を演じるためにどうしたらいいのか?
ステレオタイプの正解なんてつまらない。
答えに向かっていくのではなく、
答えを毎日創ってみよう!

その出発点は「動詞で考える」こと。
今、目の前の相手に何をしている? 自分自身に何をしている?
それはなぜ? なんのために? どうやって?
問いかけるたびに奥行きは深まり、力強さが増していきます。
そのたびにオリジナリティは研ぎ澄まされます。

ACFの芝居創りを体験していただき、他人と違う自分の素晴らしさに触れてください。
表現者としての俳優にたくさん出会えることを切に願っております。
一緒に創作しませんか?

――アトリエ・センターフォワード 代表 矢内文章

矢内文章
矢内文章

日韓ディレクターズMT『ソウル・東京・大阪の演劇を語る』

矢内文章 出演情報!

2014.4.5(sat)~6(sun)
日韓ディレクターズMT『ソウル・東京・大阪の演劇を語る』

大阪で新しくオープンするギャラリーでのトークイベントです。
東京からはタテヨコ企画主宰の横田修さんとワタクシ矢内文章。
大阪からエイチエムピー・シアターカンパニーの演出家笠井友仁さん。
そして、ソウル大学路に劇場を持つ人気の劇団チャイム代表のミン・ボッキさん。

それぞれが劇団のことや演劇への取り組みなどをしゃべり倒し、
お客様の質問にもお答えしつつ4人でディスカッションするという
かなり骨太な企画です。
なんとお食事会までついております。

大阪でのイベントです。関西にお住まいの方、ぜひ!

詳しくは主催のIKサロンHPへどうぞ!

099

第8回公演『ヘッダ・ガブラー』

海外戯曲シリーズVol.1 ヘンリック・イプセン作『ヘッダ・ガブラー』

2013.6.5 wed – 16 sun
渋谷ギャラリー・ルデコ
(計15ステージ)

#8『ヘッダ・ガブラー』チラシ表 #8『ヘッダ・ガブラー』チラシ裏

将軍の娘を取り囲む凡庸な人々。
へばりつく退屈さの先に
美しきヘッダは何を見たのか?
「今を生きるまなざし」と濃密な空間で挑む繊細な人間模様。
心理的リアリズムと、それを飛び越える大胆な演出で
イプセンの名作を紡いだ新たな挑戦。

CAST

渋谷はるか(文学座) 小暮智美(青年座) 井上裕朗
吉田テツタ 有希九美 小杉美香(チャリT企画) 辻親八

STAFF

     台本・演出 矢内文章
        美術 宇野奈津子
     音響・照明 アトリエ・センターフォワード
        衣裳 有島由生
     ヘアメイク 鎌田直樹
        制作 高橋俊也(Theatre-Theater)
トータルアドバイザー 冨士山和夫
        主催 アトリエ・センターフォワード

矢内文章 (YANAI, Bunshou) プロフィール

略歴

アトリエ・センターフォワード代表。作・演出・出演担当。
1971年、東京都出身。
劇団俳優座研究生3年修了。東京学芸大学教育学部卒。
一般社団法人日本演出者協会会員。
20代より俳優として活動しながら自主制作映画の脚本・監督を担当し、ワークショップの台本なども執筆。
30歳でリチャード・ギアやアル・パチーノ、ショーン・ペンらからも信頼の厚い
演出家R.A.アッカーマンと出会い、7年間作品をともにし様々な影響を受ける。
2008年にアトリエ・センターフォワードを設立。
すべての事柄が作品コンセプトから出発することを目指すため、スタッフや俳優が作品ごとに集うプロデュース形式とした。

ブログ: センターフォワードな夜

芸歴

脚本
  • アトリエ・センターフォワード全作品
  • NHKオーディオドラマ FMシアター 宮沢賢治生誕120年企画『ケンタウルと天使の矢』(出演: 安西慎太郎 石川由依 千葉哲也 ほか)
  • NHK特集オーディオドラマ『アシマの銃、セギルの草笛』(出演: 石川由依 坂本真綾 ほか)
  • 『ホンプル ~魂の炎~』(韓国ソウル・京都・東京公演)脚本・演出
  • 日本演出者協会『菊池寛・敵討以上』構成・演出
  • ほか
  • 演出舞台
    • アトリエ・センターフォワード全作品
    • 『一人と千三百人』(作:平澤計七 主催:日本演出者協会)
    • 『タルチプ~月の家~』(韓国現代戯曲ドラマリーディング シアタートラム)
    • 脚色・演出:『ホンプル~魂の炎』(作:池田直隆 東京・京都・ソウル公演)
    • ほか
    出演舞台
    • 木冬社『悪童日記』(演出:清水邦夫・松本典子)
    • 俳優座『ミラノの奇跡』(演出:栗山民也)
    • パンプランニング『ミュージカルコメディ あなたを待ちながら』(演出:是枝正彦)
    • TPT『桜の園』(演出:熊林弘高)
    • ロバート・アラン・アッカーマン演出作品として
      • TPT『BENT』『エンジェルス・イン・アメリカ』『三人姉妹』
      • the company 『バーム・イン・ギリヤド』『1945』
    • ほか
    出演映画
    • 『エイジアン・ブルー 浮島丸サコン』(監督:堀川弘通)
    • 『きけ、わだつみの声』(監督:出目昌伸)
    • 『亡国のイージス』(監督:阪本順治)
    • ほか

    センターフォワード的生い立ち

    小学校のスポーツ少年団で本格的にボールと戯れはじめる。
    部活動中心の中学時代。
    1年生の頃はDFでの出場が多かったが、2年次よりセンターフォワードとして出場。
    その地域では無敗を誇る。
    同時期に塾の先生たちと作ったチームで社会人相手に大会優勝を経験。
    その後このチームは10年以上にわたり、社会人・大学生・高校生の混在クラブとして活動。
    先輩の全国大会出場にあこがれて入学した高校時代。
    入学式で初めて男子校であることに気がつく。
    センターフォワードとして1年生から試合に。ますますサッカーに打ち込み、
    学業成績は低空飛行。
    体育会ではなくサークル活動でボールを追った大学時代。
    体育会サッカー部より強いのでは?と自負していたが試したことはない。
    卒業後も様々なチームで活動を続け、現在もフルコート、フットサル問わず積極的に参加。
    日本代表が初めて出場したW杯フランス大会VSアルゼンチンを生観戦。

    インタビュー

    皆様の質問にお答えします。

    2015

    ━━━自分。
    心配性だがノー天気。ビバ! 忘れる力♪

    ━━━壁。
    壁づたいに行ってみたら、意外と出口が!

    ━━━場所。
    集まり。人。

    ━━━快楽もしくは歓び。
    サッカー、演劇、ミニスカート♪

    ━━━他人。
    距離。

    ━━━距離。
    遠くても人がいるんだよね~。

    ━━━心というもの。
    なにかあったら訊いてみる。

    ━━━手を伸ばした先にあるもの。
    暖かいもの。

    ━━━抗いたいもの。
    権力。理不尽。管理システム。

    ━━━物語。
    結果。

    ━━━書くということ。
    たくさん考えたり、それこそ心に訊ねたりしているなあ。

    ━━━演じるということ。
    喜び。解放感。

    ━━━優しみと哀しみ。
    ♪人は~哀しみが~多い~ほど~♪
    ♪人には優しく~できるの~だか~ら~♪

    ━━━身体。
    気をつけなきゃね。体重ですな、なにしろ。

    ━━━声。
    人生の音色。

    ━━━強いもの弱いもの。
    いろいろあるけど、視点が変われば入れ替わったりするよね。

    ━━━見えるものと見えないもの。
    見えないものが大事なのかなあ。

    ━━━表情。
    目の色はなかなか変えられないよなあ。

    ━━━俯くと見上げる。
    気分次第だけど、大地からも大空からもエナジーもらえるよね。

    ━━━雑踏の中で。
    みんな観にきてくれ~!!

    ━━━真っ白。
    高原のお嬢さんのワンピースは白。
    なんにもなくって怖いくらいなのが真っ白。

    ━━━時間。
    実は平等ではないらしい…。

    ━━━色。
    気分。夕暮れの町の色あいが好きです。